先輩社員紹介

電気設備本部 施工部
渡辺裕介
仕事の楽しさを伝えることが、未来の技術者を創る。
入社のきっかけは、2004年に発生した中越地震の被災体験でした。当時高校生だったのですが、自宅が倒壊し、避難生活を余儀なくされました。そこで電気が止まる不便さを痛感したことが、この仕事についた「原体験」です。
現在、私は地元で展開する大手スー ーの 内装工事と、新潟県内の公共工事で 「現場代理人」を務めています。現場代理人とは、社長を代理して工事の人員・予算・エ期・安全のすべてを管理する立場のことです。スーパーなどの民間 工事は、予算・エ期ともに厳しい反面、照明の選定から配置までコーディネートできる楽しさがあります。公共工事は、実作業よりも事前準備に多くの時間を割きます。例えば、上越・糸魚川・妙高方面の国道の照明を更新した案件では、管内すべての古くなった照明を事細かにリストアップした資料が必要でした。
どの工事も、社内外のメンバーと苦楽を共にしながらやり遂げると、言葉では言い表せないほどの感動があります。現場では家族といるよりも長い時間を過ごすからこそ、その濃密な時間が自然と一体感を生み出すのかもしれません。
近年、建設業界では若手の離職率が高いと言われますが、それは仕事の楽しさが伝わり切っていないのが理由だと思います。私は部下や後輩に寄り添い、この仕事の楽しさを伝えたいです。その積み重ねが次の世代の技術者を創ると信じています。


情報通信設備本部 施工部
加藤功弥
関わるすべての人を守れる現場代理人に。
国道や高速道路に渋滞情報が表示される電光掲示板がありますよね?これは道路情報板というものなのですが、その中でも、ものすごく大きな躯体の工事を担当しました。横幅は4.5メートルほどで、実際に設置してみると景色が変わるほど。目で見てわかる「もの」に関われるのは、この仕事の醍醐味かもしれません。
工事が完了し電源を入れる瞬間は、どんなものでも緊張しますが、今回は規模が大きかったので緊張もひとしお。動作確認をして、問題がないことを確認したときには、ほっとすると同時に、設備に命を吹き込んだような感覚がありました。多くの人たちの安心安全を守るための設備ですから、いつにも増して、責任の大きさを感じました。
私の職種は現場代理人といって、監督者の役割を担います。実際に手を動かすのは職人さんですから、良いコミュニケーションをとることが何よりも重要です。職人さんの中には、監督者に直接話しかけるのは気がひけるという方もいらっしゃるので、こちらから積極的に話しかけることを心がけています。自分なりに工夫しながら、職人さんとは関係構築をしてきました。簡単なことばかりではありませんでしたが、「加藤くんの現場なら、ぜひ、呼んでほしい」と 言われたことがあり、これは婚しかったですね。
これからはさらに精進して、「関わるすべての人を守ることのできる」現場代理人になっていきたいと思っています。


ソリューション開発事業本部 開発部
臼井秀行
世の中にあるものは、なんでも使って。
2018年に自社製品として水位計を売り出 しました。これは仕事で行ったバングラデシュで、ヨーロッパ製の小さな水位計が使われていたのがヒントになりました。
日本はありとあらゆる周波数の電波が飛んでいます。その分規制も厳しいので、欧米製の水位計は法律に抵触してしまうことが多く、そのまま使うことができません。それならば私たちが作ろうと。
最近では気候変動の影響なのか、予想もしないような災害が多発しています。小さな河川の状態をモニタリングできるようになれば、何がしかの対策を打てるようになるはず。社会的な役割も大きいと思っています。おかげさまでいくつかの自治体で採用していただいています。
この水位計は「世の中にあるものは、なんでも使おう」という考えのもと、自分たちで調達した部品で試作機を作り、試行錯誤しながら完成させました。提案、調達、開発、施工のすべてに携わり、開発した機器が実際に現場で動く姿を自分の目で見ることができるのも当社の魅力の一つです。
私が入社した当時は世の中にloTという言葉はまだありませんでした。しかし当社は、その時すでに人を介さない、loTそのものといえるシステムを開発していたのです。面白いことやってるなと思いましたし、今も様々な挑戦を続けているのが魅力的です。その気持ちゃ姿勢を、新しく入ってくる人にも伝えていきたい。そうすればさらに新しい挑戦が自然と始まるのではないかと期待しています。

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イートラストだからこそできる挑戦があります。
社会に必要とされる仲間を求めています。